子どもから学ぶ

こんにちは、しょうえいです。

子どもが生まれてから一年が経ちました。

この一年は、本当にあっという間だったように感じます。

最初の頃は、育児に追われる毎日で、わからないことばかりでした。

寝不足の日々が続き、赤ちゃんの泣き声にどう対応すればよいのか戸惑うことも多く、正直なところ、心身ともに大変な時期もありました。

しかし、振り返ってみると、「まだ一年しか経っていないのか」とも思えます。まるで、ずっと前から育児をしているような感覚さえあります。

この一年、幸いにも親子ともに大きな病気や怪我をすることなく過ごすことができました。

これは本当にありがたいことで、健康であることの大切さをあらためて実感しています。

子どもの成長は本当に早いもので、一日ごとに表情が豊かになり、できることがどんどん増えていきます。

初めて笑った日、寝返りを打った日、ハイハイを始めた日、そしてつかまり立ちをした日。どの瞬間も鮮明に覚えており、そのたびに驚きと喜びを感じてきました。

「子どもは一日で成長する」と聞いていましたが、それは決して大げさではなく、むしろ実感として強く感じることです。

一方で、日々変化する子どもを見ていると、「変化しているのは子どもだけではないのでは?」と思うようになりました。

親である自分自身もまた、少しずつ変わっているのかもしれません。

たとえば、以前は自分のペースで生活していましたが、今は子どものリズムを中心に動くようになりました。

育児を通じて、自分自身の生活や価値観にも変化が生じていることに気づきます。

最近、般若心経に関する書籍を読んでいると、「諸行無常」という言葉に改めて触れました。

すべてのものごとは常に変化し続けるという仏教の教えです。

これまでも何度も学んできた言葉ですが、今は子どもを通して、その意味をより深く感じるようになりました。

子どもは常に変化し、成長し続けています。

その変化を目の当たりにすると、私たち大人もまた変わり続けているのだということに気づかされます。

育児をしていると、「昨日まではできなかったことが、今日にはできるようになっている」という瞬間に何度も出会います。

その一つひとつの変化は、まさに諸行無常の教えを体現しているように思えます。

これまでは、先輩や先生といった人生の先輩から学ぶことが多くありました。

しかし、これからは子どもから学ぶことも増えていくのかもしれません。

子どもの純粋な好奇心、素直な感情の表現、目の前のものをありのままに受け入れる姿勢、何かを教えようとしているわけではなく、ただ「今」を生きている。

しかし、その姿から私たちが学ぶことは多く、「どんな人でも仏様なのかもしれない」と感じることがあります。

これから先も、子どもとともに日々を大切に過ごし、変化を楽しみながら成長していきたいと思います。

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