FP3級を取ってよかったこと。お金の知識があるだけで人生が変わる

こんにちは、しょうえいです。

今回は、私が「ファイナンシャル・プランナー(FP)3級」を取得して感じたことを、実体験ベースでお話しします。

「お金の勉強って大事そうだけど、何から始めたらいいのかわからない」

「家計や将来が不安だけど、誰に相談すればいいの?」

そんな風に思っていたときに出会ったのが、FP3級という資格でした。

🔍 なぜ私はFP3級を取ったのか

私がFP3級を取得した理由は、一言でいえば「お金の不安をなくしたかった」からです。

老後2,000万円問題が話題になった当時、私自身、「今のままの知識と感覚で、本当に大丈夫だろうか?」という不安を感じていました。

家庭を持ち、これから家族を守っていく立場として、「わからないままにしておくこと」はリスクになると気づいたのです。

FPの勉強を通して、これまで曖昧にしてきた「保険の仕組み」や「資産運用の基本」がクリアになっていきました。

中でも保険に関しては、ただ「入っておけば安心」ではなく、「何のために入るのか」「どこまで必要なのか」といった本質的な視点を持てるようになりました。

また、資産運用についても、「投資=ギャンブルではない」こと、長期・分散・積立の考え方が将来の安心につながることを理解できたのは大きな変化でした。

最初から難しい資格を目指すのではなく、生活に直結する知識を身につけるために、まずは基礎となるFP3級から始めました。

それで十分に実生活に活かすことができたと感じていますし、何よりも「漠然とした不安」が「納得と選択」へと変わっていった――

それが一番の成果だったのかもしれません。

結果として、「人生全体に対する安心感」が以前よりも大きくなったことを実感しています。

お金の話を避けるのではなく、正しく学んで、正しく選ぶ。

その一歩を踏み出したことが、今の私の生き方や家族の未来にもつながっているのだと思います。

FP3級ってどんな資格?

FP3級は、金融庁と厚生労働省が認定している国家資格です。大げさに感じるかもしれませんが、「お金の常識を学ぶ入門編」として、誰にでも開かれた内容になっています。

学ぶ分野は、以下の6つ。

  • ライフプランニングと資金計画:ライフイベントごとに必要なお金を考える
  • リスク管理(保険):生命保険や損害保険の仕組みと必要性
  • 金融資産運用:貯金だけでなく、投資についても基本から学べる
  • タックスプランニング(税金):所得税や控除の仕組みを理解する
  • 不動産:売買や賃貸、住宅ローンなどの基礎知識
  • 相続・贈与:家族間のお金の引き継ぎについて

これだけ幅広いテーマを、ひととおり学べるのがFP3級の魅力です。

実際に学んでよかったこと・役立ったこと

学んでみてまず感じたのは、「もっと早く知っておけばよかった!」ということでした。

たとえば、

  • 生命保険の仕組みや内容を理解できるようになったことで、不要な保険を見直すきっかけになった
  • 家計簿をつけるときに「なぜ管理するのか」が分かり、目的意識を持てるようになった
  • NISAやiDeCoの仕組みが分かり、「なんとなく怖いもの」から「味方」に変わった
  • 相続の基本を知ったことで、将来的な話し合いの土台を持てた

なかでも一番大きかったのは、「お金への漠然とした不安が減った」ことです。

知ることで備えられる。不安を減らす第一歩は、「知らない」を減らすことだと実感しました。

試験の内容と勉強法(かんたんに)

FP3級の試験は、「学科試験」と「実技試験」の2つで構成されています。

  • 学科:60問のマークシート(○×と三択)
  • 実技:状況に応じた具体的な計算や判断を問う問題(こちらもマークシート)

私は市販のテキスト(TAC出版のスッキリわかるシリーズ)と問題集を使い、すき間時間に少しずつ勉強しました。

FP3級は、内容自体はそこまで難しくありませんが、初めて聞く用語や制度が多いので、ポイントは「自分の生活と照らし合わせながら学ぶ」こと。

  • 「これはうちの保険にも当てはまるな」
  • 「両親の相続の話で出てきた言葉だ」

そんなふうに、“生活の中で実感しながら学ぶ”ことで、理解も定着もしやすくなります。

合格までにかかった時間とスケジュール

私の場合は、約2か月間、1日30分〜1時間ほどの勉強を続けました。

  • 1週目〜3週目:テキストを一通り読みながら理解(付箋を使ってメモ)
  • 4週目〜6週目:分野ごとに過去問を解きながら理解を深める
  • 7週目〜8週目:模試形式で総復習+苦手分野の見直し

特に便利だったのは、スマホで使える無料の過去問アプリ(FP3級 過去問道場)です。ちょっとした空き時間でも手軽に勉強できるのは大きなメリットでした。

どんな人におすすめ?

FP3級は、こんな人にこそおすすめしたい資格です。

  • 家計の管理に不安がある人(家計簿をつけているけれど、先が見えにくい)
  • お金のことを「人まかせ」にせず、自分で考えたい人
  • 主婦や学生、社会人など、暮らしの中でお金と関わっているすべての人
  • 自営業や副業をしていて、税金や保険の仕組みを理解したい人

「専門家にならなくてもいい。でも、お金のことをきちんと学びたい」

そんな思いを持つ人に、ぴったりの資格です。

まとめ:お金のことを学ぶって、「自分を大切にする」ことだった

FP3級を通して感じたのは、「お金の知識は、生きる力につながる」ということ。

学んだ内容は、毎日の暮らしの中ですぐに活かせます。

保険を選ぶとき、老後資金を考えるとき、子どもの教育費を準備するとき。どんな場面でも、「知っている」ことが選択肢を広げてくれるのです。

誰かのために、そして自分のために、知っておいて損はない知識。

「もっと早く知りたかったな」と思うからこそ、これから学びたいと思っている方に、心からおすすめしたい資格です。

お金のことを学ぶのは、「自分や家族の未来を大切にすること」。

その第一歩として、FP3級という選択はとてもいいきっかけになると思います。

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